Well-Be-Checker  BASICレポート
診断レポートの見方と活用の仕方

*この診断結果からわかって欲しい事
●感情と行動は、つながっている事
●集団の中では、感情の存在を無自覚にしない事
●感情と、そこから出る行動は「区別」しなければならない事
●マイナスの感情が出ても、「今、自分に出来る事は何か?」という課題に置き換える事

まず前提としてお伝えしておくこと

  • ① この診断は、仕事の能力を表すものではありません。チームの一員として、感情と行動の影響を知るためのものです。
  • ② 感情の「発生源は自分自身」です。あなたの「考え方のクセ」があなたの感情を起こしています。
  • ③ 私たちの「考え方の2大クセ」は以下の二つです。

    「べき思考」・・・こうあるべき。普通そうでしょう。
    「どうせ思考」・・どうせわからんだろうし。どうせxxだし。

  • ④ 感情を「押さえ込む」のではなく、「感情とそこから出る行動をきちんと区別する」ことが大事です。
  • ③ 私たちの「考え方の2大クセ」は以下の二つです。

    「べき思考」・・・こうあるべき。普通そうでしょう。
    「どうせ思考」・・どうせわからんだろうし。どうせxxだし。

この画像診断から以下の16項目の感情項目を数値化してレポートにしています

(1)外向性/(2)情緒安定性
基本10項目
3)攻撃性  4)ストレス  5)緊張  6)疑心  7)安定性   8)カリスマ性  9)活力 10)自制心  11)抑圧  12)神経質 
(13)ポジティブ量/(14)ネガティブ量
(15)気分が萎えていないか
(16)落ち着いた状態か
(16)落ち着いた状態か
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レポートのどこを見ればいいか?

赤枠の箇所の数値が、以下の各項目の説明ガイドで説明される数値です。
(*画像をクリックすると、表の全体が表示されます。)

これから16の各項目の具体的な数値の見方と数値の意味の説明に入ります

(1)外交性(Extraversion) / (2)情緒不安定(Stability)

*外向性は、過去、未来のどの時間軸に注意の意識を多く置いているかを見ています。
 下記の解説挿絵も参考にしてください。
*情緒安定性は、感情の起伏の状態を数値化したものです。

外向性   適正値(50~70)  
この範囲の中でも70に近い方が望ましい

情緒安定性 適正値(50〜 )  
高い方が望ましい

あなたの意識は、どこに向いていますか?

過去にひきづられない事

周り、相手に意識を向けること

過去の出来事と区別すること

過去の出来事と区別すること


(3)攻撃性(Aggression)

適正値(20~50)   
この範囲の中でも低い方が望ましい

「情熱的」「熱狂的」というような「感情の振れ幅」が 大きいことを表しています。
この数値が高い場合、「周りに翻弄される」傾向があり ます。
そのため、ルーティンワーク職などは、マイナスの影響 が出やすいと言えます。

(4)ストレス(Stress)

適正値(20~40)    
この範囲の中でも低い方が望ましい

数値が19以下の場合は、「直面することを避けている」物事が あることを示唆しています。 (ぼーっとしている、やら なきゃならないものをやらずにおく、などの状態です。) 「責任放棄」や「破壊行動」を突発的に行ってしまう傾向 があります。 また、41以上の場合は、過度にストレスがかかっている ことが予想されます。

(5)緊張(Tension)

適正値(15~40)
この範囲の中でも低い方が望ましい

数値が高いと「緊張しやすい状態」を表します。 数値が低いと、「緊張しなさすぎる」「冷静である」事 を表します。

初めて診断を受ける人は、やはり過度に緊張の数値が上 がる傾向がありますので、初回の解析の場合、あまり参 考にしない場合もあります。

(6)疑心(Suspect)

適正値(20~50)
この範囲の中でも低い方が望ましい

疑う気持ちの度合いです。 疑いやすい人は数値が高く、あまり疑いの気持ちがない 人は、低い数値として現れます。 周囲との人間関係に影響していないかを振り返る材料に なります。

(7)安定性(Balance)

適正値(50~100)
この範囲の中でも高い方が望ましい

バランス感覚を数値化したもので、身体的な安定性の状 態を含んでいます。 身体のバランスが良くない人は、低い数値になり、 状態の良くない事の可能性を示唆しています。

(8)カリスマ(Charm)

適正値(40~100)
この範囲の中でも高い方が望ましい

他の人からの注意を惹きつけるという影響力のあることを 示す数値です。 良くも悪くも注意を惹きつけるレベルを表す数値ですが、 人材査定の場合、あまり重要視しない項目として取り扱わ れるようです。

(9)活力(Energy)

適正値(10~50)
この範囲の中でも高い方が影響力がある

「活動的」かどうかの項目で、低い数値だと「抑制的」、 高い数値だと「エネルギッシュ」な人と判断します

(10)自制心(Self-Regulation)

適正値(50~100)
集団行動においてはこの範囲の中でも高い方が望ましい

自分の行動をうまくコントロールできているかの数値にな ります。 低い数値の人は、あまり自分をコントロールできない状態 (自己中の考えになりやすい)にあり、高い数値の人は、 自分をきちんとコントロールできる状態にあります。

(11)抑圧(Neuroticism)阻害・抑止

適正値(10~25)
この範囲の中でも低い方が望ましい

「自分が他の人に対して抑圧をしている状態」を数値化 したものになります。 高い数値は、他の人に攻撃的な感情、振る舞いをしてい る状態にあります。他責思考になっていないか、自分の 責任の部分はどうかを考える必要があります。 数値の低い人は、あまり人に悪い感情を抱かない状態と いえます。

(12)神経質(Neuroticism)神経症的傾向

適正値(10~50)
この範囲の中でも低い方が望ましい

「物事を気にする度合い」を数値化したものになります。 数値の高い人は「気にしてしまう傾向」を示しています。 その神経質さが、周りや自分のやるべき事に影響が起きて いないかを振り返る必要があります。


(13)ポジティブ量・(14)ネガティブ量(感情分布チャート)

ポジティブ量 (50~)プラス思考の状態  (〜49 マイナス思考の状態
ネガティブ量 (40~)楽観的な状態 (~39)気になっている状態

*ポジティブ量とは、“何事もいい面を見る” “いい面から考える”割合の大きさを数値化しており、プラス思考、 前向きな状態。

*ネガティブ量とは、自分の意識の中で、“イヤな出来事” いつまでも自分の中に張り付いている状態で、切り替えができていない、気になっている状態。


(15)気が萎えてないか(精神的流動性)

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このグラフは、気分が落ち込んで、萎えていないかを表 しています。 データが左の軸の40から60の間の中を、右の方向へ移動するようなグラフであればいい状態を表しています。


(16)集中力にムラがないか(周波数ヒストグラム)

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グラフの山の数は、いくつも考えが起きている状態で、 考えが一つに集中できないことを表しています。 複数の問題で張り詰めていると、精神が不安定になりま す。

Vi値について

Vi値とは、30秒間の撮影の間の各項目のバラツキを示す値です。
小さければ小さいほど、その項目の状態が確定しているといえます。(いつもその項目は、その数値に近いものを出すこと)
*1桁台(10未満)はまず確定、安定
*5以下はほとんど確定、安定

*10~15は、不安定、不確定であるが意味は多動な状態なのか、掴めない状態
(人や環境を変えれば違う値になりやすい、変わりやすい部分)

*15以上)不安定、その項目は変化する可能性が高い