このプログラムを進める前に、「3つの大事な考え方」を共有する必要があります。
①スループット
②制約(ボトルネック)
③段取り
この3つの意味を最初に揃えておくことで、 取り組みのスピードと成果が大きく変わります。
3つに共通するキーワードは 「 ”流れ” 」です。
会社の利益は 仕事の流れの結果として生まれます。 この前提を、まず念頭にお読みください。
このプログラムでは、 売上を 「スループット」 という考え方で捉えます。
スループットとは 一定時間に処理できる仕事の総量 のことです。
売上(スループット)の考え方を、交通の流れに例えて説明します。(図1)
スタート地点から
「決められた一定時間内」に
「ゴールを通過」した車(=成果物)の台数
を売上とします。
赤い車の台数が”売上”となります。
図1のように、交通状態がスムーズな場合、
売上(赤い車)を増やす方法は、
1)車のスピードを上げる
=流れを早くする
2)車の台数や車線を増やす
=流れる量を増やす
こうすることで、ゴールを通過する台数(売上)を増やすことができます。
しかし現実の道路には、
・信号
・工事
など、流れを止めるものが存在します。(図2)
実際の仕事ではどうでしょうか?
・わからないことによる停滞
・手戻り
・優先順位の混乱
・属人化による分担作業の困難
このように流れに影響を与える部分を
制約(ボトルネック)と呼びます。
制約があると、図2のように
仕事の流れはその場所で細くなります。
つまり
制約によって、その後の流れの総量(売上)が決まる
と言えます。
目的は売上(スループット)を上げる事です。
そのために、道路状況(現場の情報)を常に吸い上げ、
車の“流れ”が止まらないようにモニタリングし、コントロールする事です。(図3)
それが ”段取り”です。
段取りとは、
仕事の流れを止めないための設計
と言えます。
この「段取り設計〜定着プログラム」の3つの取り組みは、
① 売上に直結する ”スループット” を常に上げる
② 仕事の流れを止める ”制約(ボトルネック)” を見つけ、最大限活用する
③ 制約を考慮した流れのリズムを作る ”段取り” を設計する
この3つを 現場で実行できる形にし、
自分たちで回せる
ように定着を作っていきます。
そのためには、トップや現場の長だけでなく、
そこにいる一人一人がこの3つの理解を土台として持っておく必要があります。
会社の利益は ”仕事の流れの結果”です。
全員がその”流れ“の中にいます。
この考え方を前提に、 これからプログラムを進めていきます。
よろしくお願い申し上げます。